バンドは小さな社会。
演奏中は演奏されるお互いの音やアイコンタクトで意思の疎通を図るしかないありません。
そのためか、バンドをやってる人って空気を読むのがうまいし、性格もいい人が多いです。
ところがそのバンド、若い時は本気でやってたなんて人も多いと思います。
私もその一人でした。
本気だからこそ、一生懸命。
そんな理由からか、メンバーのだれかが練習不足だと分かると本気度が足りないとやり玉にあげられたり、やれ曲を作れだの、フレーズがダサいだの、音楽の事を考える時間がすくないだの、不満をぶつけたりぶつけられたり、メンバー同士ギスギスしてしまう事も少なくありません。
本気でやってればこんな風に傷つけ合ってしまう事もあるのですが、それでもメンバーとしてやってられるのは、お互いの事を信頼してミュージシャンとして尊敬できる、そして、人間性が出来ている、そんな気持ちがあるからでしょう。
本来は音楽やってる人ってとってもいい人が多いんです。
大人はいい意味で自分優先
アマチュアだと自分が楽しむことが優先、メンバー同士のぶつかり合いをしなくてすみます。
人生経験を積んできて、効率のいい練習方法や時間の使い方を知っています。
耳も肥えていい音楽を知っています。
また、それを生かす技も見に付けている事でしょう。
要するに、要領がいいんですよね。
若い時と違って。
お互いを許す心の広さもあり、そこをカバーする余裕がある場合もあるでしょう。
こんな気持ちが若い時にあったなら、と悔やまれますが、今が楽しんでやれるから全てOKというところでしょうか。
演奏中のちょっとした失敗もスパイス。
見に来てくれたお客さんも一緒にそこをいじって笑いに変えられればしめたものです。
本来音楽って楽しいものですよね。
若い時みたいに苦しんでやってると、いい事ありません。
本気でプロを目指してやるにしても、もっと方法あったなって今は思うのですが、若い世代にいつか伝える機会があるといいなと思います。
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